【教育】学外コンテストへの挑戦 ― 利用者の課題から考えるものづくり 

2026年10月に開催された第37回全国高等専門学校プログラミングコンテスト(高専プロコン)に向けて、豊田高専の学生たちは、地域の課題解決を目指したシステム開発に取り組みました。 

都築が指導を担当した課題部門の作品「すくすくステップ」では、みよし市のマーガレット幼稚園と連携し、幼児の運動や成長を支援するシステムの開発を進めました。 

学生によるものづくりでは、最初に考えたアイデアが、必ずしも利用者の課題解決につながるとは限りません。自分たちが使いたい技術や実現したい機能に意識が向きすぎるあまり、実際の利用者にとっては必要のないシステムになってしまうこともあります。 

「技術的に実現できること」と「利用者が本当に必要としていること」は異なります。 

そのため、今回の開発では、幼稚園の先生方との意見交換を通じて、実際の教育現場で何が求められているのかを考えることを重視しました。 

利用者の立場から課題を捉え直し、ときには当初のアイデアや設計を見直しながら、技術をどのように役立てるかを考えていくことも、開発における大切な学びです。 

プログラミングコンテストというと、高度な技術や斬新なアイデアが注目されがちですが、技術そのものが目的になってはいけません。 

誰の、どのような課題を解決するための技術なのか。 

学生たちには、開発を進める中でこの問いに繰り返し立ち返り、利用者と向き合いながらものづくりを進めてほしいと考えています。 

高専プロコンでの活動を通じて、プログラミング技術だけでなく、課題を発見する力、利用者の声を聞く力、そして自分たちのアイデアを柔軟に見直す力を身につけてくれることを期待しています。 

今後も、地域の方々との協働を通じて、技術を社会の課題解決につなげる実践的な教育に取り組んでいきます。 

>豊田工業高等専門学校 都築研究室

豊田工業高等専門学校 都築研究室

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