2026年度より、豊田工業高等専門学校の情報工学科で開講している「情報工学ゼミⅠ」において、3D CADと3Dプリンタを活用したものづくり教育を新たに開始しました。
本授業では、3D CADソフトウェア「Autodesk Fusion」を使用し、設計から3Dプリンタによる造形までを、90分×2回の授業で体験できる内容としています。
第1週(90分)では、3D CADの基本操作を学びます。 2Dスケッチから3Dモデルへ展開する方法を習得し、オリジナルのキーホルダーを設計します。さらに、作成したモデルを3Dプリンタで出力することで、デジタルデータが実際の製品になるまでの一連の工程を体験します。
第2週(90分)では、3D CADならではの機能を活用した設計に挑戦します。 第1週で習得した基本操作を発展させ、各自が考えたオリジナルのスマートフォンホルダーを設計します。単純な形状の組み合わせだけでなく、3D CADの機能を活用しながら、形状や構造、使いやすさを考慮したものづくりに取り組みます。
わずか180分という限られた授業時間ですが、「自分で設計したものを、自分の手で形にする」という体験を通じて、デジタルものづくりの楽しさや可能性を感じてもらうことを目指しています。
情報工学の分野においても、プログラミングだけでなく、電子回路やセンサ、機械構造などを組み合わせたシステム開発が重要になっています。3D CADや3Dプリンタを扱う経験は、今後の実験・実習や研究開発にもつながるものと考えています。
今後も、学生が自ら考え、試行錯誤しながらアイデアを形にできる実践的な教育に取り組んでいきます。

